エアーズロック旅行③
2010年 05月 02日
まあ、しょうがないっすね。
夜明け前に出発して、日の出を待たねばならないのですから。
それにしても、眠い。
ホテルのロビーで待ってると、ツアー会社のガイドがピックアップに来ます。
同じツアーには大体15人くらいの参加者。日本語ツアーなので全員日本人です。
名前を呼ばれ、3日間有効の国立公園入場券ともらい、水をちゃんと持っているか確認されます。
一人1リットル必要で、持ってないと結構本気で注意されるので、用意した方がいいでしょう。
真っ暗な中を走ること約20分。サンライズ鑑賞のための展望台近くに着きます。
まずはここで腹ごしらえ。
皆さん思い思いの場所で朝食をとります。
日本からのツアーの人たちは、リュックに入ったおにぎりセットみたいな朝食とか食べてましたが、我々は昨日スーパーで買ったクロワッサンを使ってサンドウィッチを作りました。
風もなくそんなに寒くないですが、やはり半袖にパーカーくらいの防寒対策は必要です。
その間にも少しずつ明るさを増していくウルル。
展望台までおっちらおっちら歩いていきます。
★朝焼けの空は、思わず息を飲むほどの美しさでした。
★展望台にも人だかり。
7時5分ころだったかな、朝日が顔を出し始めます。
★人々の歓声とともに見えるのは、朝日を浴びて光り始めたウルル。
美しいです。
ある程度まで日が昇ってしまうと、後はもう同じような景色なので、早々に撤収してウルルに接近していきます。
まずはウルルに登りたい人のために、登山口まで行きます。
ご存知の方も多いと思いますが、ウルルは原住民アボリジニにとっての聖地。
アボリジニの方々はウルルに人々が登るのを快く思っておらず、度々登山禁止の話題が出ます。
今のところウルル(他周囲の公園)は、豪州政府がアボリジニから借りている、という形態をとっています。
アボリジニにとっては、年間40万人もの観光客が落とす入場料やら賃貸料やらの収入がなくなるのは痛いはずで、簡単には決まらない状況でもあります。
ということで、今のところウルルに登るか登らないかは、個人の意思に委ねられています。
ところが、いざ登ろうと思っても、結構ハードルが高いのです。
以下に当てはまる場合は、登山口は閉鎖されます。
①予想最高気温が36度を超える場合。
②風速が一定以上強まるという予報が出た場合。
③天候が悪化する予報である、既に雨が降っている、などの場合。
④アボリジニの宗教的な儀式が行われる場合。
などなど。
これらにより、実際に登れる確率は30%以下と言われています。
この日もまず行ってみましたが、
ご覧の通り閉鎖されていて皆さん足止めということで、まずは先に散策から。
道中のバスからの景色。
結構小さい穴がボコボコあいているところもあれば、
唇に見える穴があったり。
ウルル南側のムティジュル駐車場から往復1km程度の散策路がKuniya Walk(クニヤウォーク)で、毒蛇男とニシキヘビ女の伝説が残るカピムティジュルの泉というのが目的地です。
★スタート地点付近。
この大きな岩の下に洞窟があり、
アボリジニが残した壁画を間近に見ることができます。
ちなみに白の縞々みたいなものは「食用イモムシ」だそうです。
アボリジニの貴重な蛋白源で、ガイドさんは以前食べておいしかったと言ってました…
意外とカラフルだったり。
手らしきものも見えますね。
壁面に黒い線が二つ見えますか?
これが、アボリジニ伝説に出てくる蛇2匹の姿なのだそうです。
この先にカピムティジュルの泉があります。
砂漠地帯の真中にある泉ですが、水が絶えたことがないそうな。
この穴、何に見えますか?
上はハート、下はピースマーク、だそうです。
無理やり系ですけど。
来た道を引き返し、もう一つの散策路に向かいます。
(続く)
by chirocchis | 2010-05-02 21:17 | 2010 エアーズロック旅行 | Comments(0)