NZ旅行 6 マウントクック(後編)
2010年 01月 09日
8日間も旅行していると、洗濯物もたまりますな。
部屋に洗濯機はなく、モーテルの1室がコインランドリーになっていて、そこまで運びます。
ついでに近くのカフェスタイルのレストランでピザのランチ。
もちろんここからも山々の景色が眺められます。
壁には昔の古い登山道具が。
よく見ると、ヒラリーさんの名前が書いてあります。
もちろんアメリカの国務長官、ではなく、エベレストに初登頂したエドモンド・ヒラリーさんです。
マウントクックに滞在して練習に励んだそうです。
午後はもう一つの氷河の近く、タスマン氷河の近くを歩く「タスマン・バレー・ルート」を歩きます。
こちらは少し離れてて、ハーミテージホテルから行きに来た道を少し戻ると、舗装されていないダート道があります。これを15分ほど走ると駐車場があり、ここからトレッキングルートの始まりです。
ここも景色は素晴らしいのです。
昔はここも氷河だったんだな、というのがよくわかる地形です。
U字型の谷、底に広がる台地。
足元にはきれいな花もたくさん咲いています。
距離は短いものの、フッカー・バレー・トラックより少し高低差があります。
15分くらい歩くと、道が分かれます。
山を降りると、Blue Lakeという小さい池が出現。
息子殿はこちらでせっせと石投げ遊びに精を出します。
私は一人で、少し険しい登り道を登って、タスマン氷河を望めるポイントまで行きました。
☆手前がタスマン湖、奥に見えるのがタスマン氷河です。
…ん?よくわからない?
☆では、アップで。
それでもよくわからない?
そうですね、氷河の上に厚く土が被さっているので、ぱっと見ただの土砂の流れにしかみえません。
湖との境目に、少し青白い氷が見えると思いますが、これが氷河です。
NZ最大のタスマン氷河は、全長29km、厚さ600m、1年間に200m移動します。
近年の地球温暖化により氷河の先端は次第に後退し、湖が大きくなっています。
1年間で全体の0.5%が失われているそうです。
タスマン湖には、氷河から崩れ落ちた氷の塊が浮かんでいます。
距離感よくわからんけど、巨大。
この写真の左下に黄色い点がありますが、これが8人乗りくらいのボートなので、
なんとなく掴めますかね?
このボートに乗って氷にタッチし、なおかつ食べてしまうというツアーもありますよ。
この辺りまでなら、往復1時間くらいの道のりです。
さらに先に進むと、湖や氷河の近くまで行けるらしいですが、こちらは時間切れ。
でも、初めて氷河を間近で見られたし、大満足のウォーキングでした。
☆息子殿もよく歩いたね。
天気に恵まれ、一日中マウントクック周辺の大自然を満喫することができました。
スケールの大きさと風景の美しさは、決して忘れることができないでしょう。
もしマウントクックに立ち寄ることがあれば、ぜひ2泊以上されることをお勧めします。
日帰りや1泊だけではもったいない。
夕食は、Buffetレストランの奥にあるPanorama Restaurantへ。
こちらはお隣(ややファミレスチック)とは全く違った雰囲気でして、カチャカチャ系の静かな大人のムード。
サーブする人たちも穏やかににこやかに、丁寧なサービスぶり。
ゆったりとした気分でお食事を堪能できます。
超お勧めです。
大きさは小さめですが、ビーフのステーキがとても柔らかくてうますぎでした。
赤ワインもボトルで。
Central Otagoの2008 Pinot Noir「Hawkshead」で。
ピノノワにしては味は重め、スパイシーではないのでたくさん飲む?分にはちょうどいいかも。
レストランからも夕日に照らされたマウントクックが望めます。
部屋に戻る頃には月もきれいに顔を出しました。(既に9時過ぎ)
(続く)
by chirocchis | 2010-01-09 19:02 | 2009-10 NZ旅行 | Comments(2)
そこに浮かぶ氷の固まりの大きさにビックリです!
8人乗りのボートがオモチャみたいです。
氷にタッチする、っていうのは面白いけど、‘食べる’ってどうなんでしょうね〜(^m^ )
ディナーもおいしそう〜。こんな壮大な景色を見ながらの食事は
さらに美味しさもアップですね。
月とマウントクック☆ 大満足ですね〜
以前ハワイ島に行った時、ツアーで行ったマウナケア山の頂上で、雪にシロップをかけて食べる(外気温0度だけど)という余興があったんですが、それと似た感じ?
そういうのが好きな人が多いのでしょうか。
このレストランはマジお勧めです。
一流のサービスが受けられます。そして値段はBuffetとそんなに変わらないのです。
日頃の行いは良くしておくものですね 笑